2019-01-18

soutache embroidery ソウタシエ刺繍

縫うこだわり ~


今まで作品をアップする事がメインだったので…。
ソウタシエ刺繍の魅力や制作する際のこだわりなど。
ブログで少しづつ語っていけたらと思います♪

【 針入れ 】

「手間を惜しまず、極限まで針を入れる」

ソウタシエは、主に幅約3mm、厚さ約1mm。
素材やブランドによって異なるので上記はあくまで中間のサイズ)
縫い糸を引く力加減で、型崩れしやすい繊細なブレードです。

仕上がりの美しさはもちろん、耐久性を考慮しソウタシエ刺繍を始めた頃から私の中でこだわっていること。
それは限界までブレードに針を入れ、強度を高めることです。
型崩れしないよう丁寧に、何度も何度も細かく針を入れています。
おかげで折れた針、数知れず…(T~T *)
ソウタシエ 男爵のペンダントトップ・ブローチ|ソウタシエ刺繍作家 KaoriNa.

「見えない縫い糸」

ソウタシエ刺繍をする際に、常に心がけていること。
それは【針を入れていない】まるで縫っていないような仕上がりにすること。
ソウタシエそのままの美しさを表現するために、表面に縫い糸が見えないよう。
糸を通す場所を見極めながら、あらゆる箇所から、あらゆる角度で針を入れています。

ソウタシエそのものが形を描いている。
カラフルな美しいブレードが曲線を描いて、パーツを包み込んでいる。
そんな表現を目指しながら針を入れていくのも、ソウタシエ刺繍の楽しみのひとつだと感じています。
ソウタシエ 男爵のペンダントトップ・ブローチ|ソウタシエ刺繍作家 KaoriNa.

「重なり合う美しさを大切に」

ソウタシエ刺繍の魅力は、やはりブレードの重なり合いから生まれる独特のデザインだと思っています。
ほどよい厚みのソウタシエだからこそ可能にした、従来のコード刺繍とはまた異なる【側面を魅せる】立体的な表現方法。

重なり合う、絡み合うソウタシエをきっちり縫いあわせることによって、表現できる力強い美しい曲線。
他のブレードでは(きっと)表現できない、ソウタシエならではの美しさを大切に針を入れる。
これもまたソウタシエ刺繍の醍醐味のひとつだと思ったり。
そんなことを考えながら…
今日もせっせとソウタシエを縫っています(v)
ソウタシエ 男爵のペンダントトップ・ブローチ|ソウタシエ刺繍作家 KaoriNa.
こちらの写真の作品は、「nike-neko」デザイナーおがたひろきさんによるデザイン。
『男爵のペンダントトップ・ブローチ』です。

繊細な手仕事でつくられた凛々しい猫男爵をメインに。
デザイン、配色すべてご依頼に基づきおつくりしたソウタシエ刺繍アクセサリー。
普段つくる形や色合いとはまた違う雰囲気にワクワクしながら、細かく丁寧に針を入れて仕上げています。
猫愛たっぷりnike-nekoさんの素敵なショップは下記のリンクからご覧いただけます♪

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