2019-06-20

soutache design ソウタシエで形づくり

デザイン ~


前回からかなり時間が経ってしまいましたが…
ソウタシエ刺繍の魅力や制作する際のこだわりなど。
自分の思いを少し語ってみたり…第2弾()♪

前回の記事はこちら→ 【縫うこだわり】


【 形づくり 】

「つくりたいものを形に」

こちら旧正月のお祝い用につくった小さな鯉。
鯉が元気に泳ぎながら、クネっとしたあの瞬間を形にしたくて。

あらかじめ作っておいた、メインパーツの位置を決めながら…
全体の形&仕上がりの大きさを決めるのに、まずはラフスケッチ。
ソウタシエを縫いながら形を考えていく時は、実際に縫っていく方がつくりやすいので下書きは殆どしません。
ただつくりたいものが、はっきり決まっている場合。
ざっくり下書きする事によって、仕上がりのイメージがより鮮明になるので必ずスケッチから始めるようにしています。
ソウタシエ 小さな鯉|ソウタシエ刺繍作家 KaoriNa.
ソウタシエブレードは、平たく程良い厚みがあるので縫う前に形を決めやすいのもまた魅力のひとつ。
ブレードで形(ライン)を決めながら、縫っていく流れ、使用素材等を決定。
そして全体のバランスをみながら、更に細かい形づくりをして縫っていきます。

完成するまで、正直どうなるか全く分からない。
そんな思いを片隅に、わくわくドキドキしながら、ひたすら細かく細かく針を入れていきます。

完成作品はこちらからご覧いただけます♪ → 【小さな鯉】
ソウタシエ 小さな鯉|ソウタシエ刺繍作家 KaoriNa.

「形合わせの面白さ」

ひとつひとつ個性ある曲線が魅力的なソウタシエ。
それぞれを組み合わせることによって、更にまた違った面白い形が生まれる。
これもまたソウタシエ刺繍の醍醐味だと思っています。

色とブレードの流れを用いて、それぞれをパズルのように組み合わせる事によって、新しいひとつの形になる楽しみ。
縫っている時は、先がなかなか見えない上にバランスがとても重要なので、すこし頭の痛い作業ですが…
その分、仕上がった時の感動や達成感は半端なく大きいです
ソウタシエ制作|ソウタシエ刺繍作家 KaoriNa.

「ソウタシエデザインは無限大」

縫っても縫っても、思い通りの形に辿り着けないことしばしば。
山のようなボツ作品を眺めていると、眠っていたそのデザインがまた違った作品づくりで活きてくる。
そんなこともあったりするので、本当に不思議です。

ブレードのほつれ防止や耐久性を重視して、「はじめと終わり」端をきちんと処理する事。
こういった拘りは私の中で細々ありますが、基本ソウタシエ刺繍は決まりがなくルールに囚われない。
アイデア次第で様々な形を表現できる、無限の可能性を秘めた自由なものだと思っています。

ソウタシエブレードをクルクルくねくねしながら、思いつくままにつくる楽しさ。
そして形になった時の大きな喜び。
これからもつくりたいものをソウタシエ刺繍で表現できるよう、いろいろ挑戦していきたいと思います(*´꒳`*)♪
ソウタシエ制作|ソウタシエ刺繍作家 KaoriNa.